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かんとりーらいふ

かんとりーらいふ

雑居房の悲劇 静かに寝かせてくれよ!

当初から他人との相部屋生活には抵抗があり個室を希望したが、大病院の様には行かずバスもトイレも無く暗くて狭くその割りに部屋代は8千円と高い!やむなく4人収容の雑居房での生活を強いられる事になったのだが・・・


その1 部屋の主

腰骨の疲労骨折で入院? 90歳と聞くがすこぶるゲンキ!
いつでも退院可能状態らしいが、受け入れ先の施設が無いので入居施設が見つかるまで当院で待機しているという。
この爺さんの朝は飛び抜けて早く起床は決まって午前5時。咳払いで起き上がり車椅子に乗って部屋の前のトイレへ。ドタンバタンと大騒動の挙句、部屋の洗面台に直行。手を洗い大声をあげてのウガイが始まり繰り返しタンを吐く。一日も休まず。
昼間はテレビを見てるか寝てござるが、他人の会話に割り込む悪癖に加えて声がデカイ。


その2 猛獣並みのイビキ

グオ~ン グオ~ン・・・ヒヒヒッ・・ガオガオゴ~・・・
日中は物静かなオッサンだが夜はスゴイ!。消灯間もなく部屋中に轟音が鳴り響くのだ。
たまらず耳栓を用意したが効果半減。


その3 非常識なゲーム野郎

肘の負傷で入ってきた16歳の少年だったが無類のゲーム好きで、朝から晩までカチャカチャ。夜中にはディスクを持ち出しガチャガチャ。時にはディスクケースを床へ落とし大騒動。ベッドのライトが目に入るのでアイマスクで防御。鬼のような看護師だがこんな事には目もくれないのはナンデだ!? 注意しろよ!


その4 大声でわめく我がまま爺さん

他の病院から回されてきた爺さんだったが、体をコルセットで固められ動けない状態。
だが治療を受ける様子は伺えず、ベッドに寝たきりで看護師の介護を受けている。
昼間は静かだが夜になると、想像を絶する豹変振りを見せる。
眠り始めるとイビキなのか何なのかピューピューと笛が鳴り始め、ガオーガオーと喉を掘り下げる様な凄まじい大音響が部屋を揺らすのよ。轟音が鳴り止んだと思ったら看護師がバタバタとやってきて相変わらず大きな声で世話をやくから眠れやしない。ナースコールのボタンを押すんだろうか。それにしても当院の看護師達の声の大きいこと。

究極は深夜爺さんの身に何が起きたのか院内に響き渡る程の大声で「バアチャーン!バアチャーン!」って絶叫してるんだけど、看護師が気がつかないのかこないのよ。たまらずナースコールのボタンを押したがこれも反応なし。その間絶叫は治まらず。タバコを吸うため職場を離れていた様で?・・・



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